男の浪漫

そんなわけで,

わがキーボードを真っ黒にしました。


どうやら文字打ちで飯を食っているsQeoの,ここ数年来の相棒はkinesis contouredキーボードです。
今となっては完全に体が慣らされて,
お嫁に行けない体になってしまったほど,コイツに心底惚れ込んでおります。
しかし数年前の購入時,コレとかコレとかに心を動かされたのも事実。
無刻印キーボードは男の子の浪漫。


そんな中,久しぶりにkinesisのHPを眺めてみたら,知らぬ間に無刻印キートップがオプションとして発売されてました。
コレは買わざるを得ない。
ただ,日本で取り扱っているところはまだ無いようでした。
本国Amazonで買ってもいいのですが,キーボードを買うときにもお世話になった日本代理店に問い合わせたところ,
取り寄せを快諾してくれました。
そんなこんなで,気に入ったキーボードが,ヲトコらしい無刻印キーボードに生まれ変わったのでした。めでたしめでたし。


ところで無刻印ってのは,キーキャップをいちいち見ない人が使うものです。
いちいち見ないのに,無刻印ってのはビジュアルを変化させる効果しかありません。
ある意味矛盾してますね。
「見ないものを魅せる」というか。
しかしそもそも,俺がキーボードを打つ姿などだれも見ない。
「江戸っ子は裏地にこだわる」の究極形みたいなモンで,だれにも迷惑をかけない自己満足なのですよ。


( ´∀`)<で,そのキーボードをドヤ顔でブログに上げたら「裏地」じゃなくね?

それではまた。

*[その他]Stone Holder

こんばんは。
「夏季講習の中休みに釣りに行くのは,
人道的必然であると同時に,一種の生理現象である」
Jean Pierre sQeo(1979 -)


まあ今年はそんなに働いてないんですが,父から
「休みなら行こ,ね,ね?」
と熱烈なラブコールがあったので,愛艇Brunhildでまた木更津に行ってきました。
キスは型こそ小さかったものの,2人×正味2時間で40本。
後半はほとんど入れ食いでした。


んで帰宅後。

まあキスは天ぷらですよね。
最近思うんですが,キスってサイズといいプロポーションといい,
天ぷらになるためこの世に生を受けたとしか思えません。
「天ぷらを司る神様」というものが存在するとして,その神様が地上にご光臨なさるときは,
間違いなくこんな姿をしているはずです。



今回はかなり良型のイシモチが釣れたので,初めて刺身にしてみました。
(左上…背身,左下…腹身,右…1匹だけ釣れたアジのたたき)
イシモチって「鮮度落ちやすい&身に水分が多く刺身に向かない」と聞いていたので,
今まで刺身にしたことはありませんでした。
しかし帰宅後,グーグル先生に聞いたところ
「イシモチを刺身で食えるのは釣り人ならでは! だから食え!」
的なヒットが多かったので,試しに刺身にしたのが↑。
んで食ってみたら,んー,美味いやんコレ。
水分が多いどころか歯ごたえすら感じるし,程よい脂と身の甘さがありウマー


やっぱり何でも,偏見でものごとを捉えず,
自分の実感を頼りに判断すべきやね。


ってだけです。
それではまた。

スメルオブ春

そんなことやこんなことがありつつ,2か月ぶりの更新はいつもの通り夕食晒しです。


昨日,親父がカサゴを釣ってきました。引き味はイマイチだけど,食うとたいへん美味しい魚ですね。
そしてsQeoはここ数日,どういう気まぐれか「春だしタケノコ食いてーな」などと日本人みたいなことを考えておりました。
そんな訳で,出刃包丁を振り回しつつ,生タケノコを茹でて「春の懐石ごっこ」としゃれ込んだのです。
(本来の懐石の献立に合ってないのは重々承知していますので,ツッコミは勘弁して><)



・飯 筍御飯
・汁 ドンコ,大根,人参,葱
・向付 筍の姫皮と帆立のポン酢和え
・焼き物 カサゴの唐揚げ
・預け鉢 春告魚の若竹煮(写真はカサゴを使用)



タケノコ茹でたらまずはコレでしょう。
上に乗ってる木の芽は自家農園で採れたものです。
木の芽好き。狂おしいほど好き。木の芽だけサラダで食いたい。



親父が1本だけドンコを釣ってきたので,みそ汁にしました。
ドンコ最大の魅力である肝は裏ごしして,ミソと一緒に溶いてみた。
ああ^〜 肝のコクと野菜の甘味がたまらんw



タケノコの「姫皮」ってのは,先端部分にある柔らかい皮の部分です。
少ししかないし,市販の茹でタケノコには付いてないので,自分で茹でたときにだけ食えるレア部位。
帆立の貝柱&ヒモを刻んだものと混ぜ,触感の違いを楽しみます。



「若竹煮」とは字の通り,「ワカ」メと「タケ」ノコを煮たもので,春らしい一品です。
コレにメバル(漢字で書くと「春告魚」)を加えるとそりゃもう春まみれ。
……んがしかし,メバルは1匹しか釣れなかったので,ソイツは父親に献上しました。
色を見ると分かると思いますが,醤油と砂糖で濃い色に煮る「煮付け」とは違い,
しっかりとった出汁と薄口醤油で味付けする,たいへん上品な仕立て。
sQeoはドップリ関東人なのですが,たまにこういう味付けで煮ると新鮮でウマー



根魚の 揚物は ガチ。
くり返す。
根魚の 揚物は ガチ。


そんなこんなで,久しぶりに心ゆくまで料理して,我ながら美味いモンくって,ワイン1本空けて,
何だか心が満たされた夕食でした。
よっしゃ,明日から本気出す。


それではまた。